夫の後始末のつもりでトイレの電気を消したら…
市民会館を利用していた時の話です。
トイレに行きたくなったので夫に言いました。
じゃあ、お互い、行ってこようかということになり、男子トイレと女子トイレに別れて行きました。
夜だったのですが、商業施設とは違い、さすが市民会館、トイレの電気がついてません。
手探りでスイッチを見つけつけると、横に張り紙がしてありました。
「節電のため、使用後は電気を消してください」
夫がトイレ近くにいないのでまだトイレに入っているのかな、と見に行きました。
男子トイレには誰もいないのに電気がついてました。
きっと、夫が消し忘れて出て行ったんだ!と思いました。
夫はそういう注意書きなど見ないタイプなんです。
私が代わりに消して出てきました。
さて、夫はどこにいるんだろう?
ロビーのソファーのあたりまで行って探しましたがいません。
もしや、まだトイレにいたのか?と思い、もう一度男子トイレに戻ってみました。
すると、また男子トイレの電気がついています。
夫が使用中なのかと思い、ドアをあけて確認しましたが誰もいる気配がありません。
また電気を消してロビーにもどりました。
すると夫は、つい立の陰でずーっと待っていたのに、長かったね、何してたの?と言います。
「電気、消し忘れてたでしょう?」というと夫は「いや、消したよ!」と言います。
市民会館から出る前にトイレの前を通りかかると館長さんに怒鳴っている男性がいました。
「あんた、節電かなんか知らんが、人が使っているのに何回も電気を消すな!」
さっき、誰もいないと思っていた男子トイレ、個室の中で息を殺していた男性がいたんですね。
ごめんなさい。電気を消したのは私です。